Friday, 25 January 2013

A地点編

普通、A地点からまっすぐ行って、右に曲がってまたまっすぐ行って、右に曲がってと繰り返すとA地点に戻れるはずですが、私の場合なぜか戻れないのです。理由は次のうちどれ?①どうしようもない方向音痴 ②いいかげんやる気がない ③右と左が分からない ④上記すべて      困ったものです。

めがね編
ここ数ヶ月すっかり集中力がなくなり、同じものを繰り返し探したり、どこでどうしたかをどうしても思い出せなかったり、脳みそが空白で考えられなかったりがかなりひどいです。めがねもどこかにあるはずだけど見つかりません。すると見ていた母が一言「そこにあるじゃない」。かたじけない。

誤解編
ちょうど一ヶ月一緒に住んでみて、誤解も甚だしかったかなと思う今日この頃。ありがとうと言えないのは私の方だったし、以前はされてものすごく嫌だと思っていた事が、しているのは実は自分だったと気づくことがしばしば。はっとします。間に合ってヨカッタと感じる今日この頃。

花は咲く
いい曲だなあ。

Saturday, 19 January 2013

エコ乱用?

エコはEcologyで自然環境保護を指すと思うけど、生態系を守ろう、資源は大事に大切に使おうと言うなら、なぜにんじん一本、柿一個がそれぞれプラで包まれていた?スーパーの「エコポイント」だの暖房の「エコ」だのエコthis、エコthat、エコがちょっと多くないかい?それに「エコ炊飯」っていったいなに?なんなの?ついでに自分でフィルターの掃除をする暖房の「ナノイー」ってなに?なんなの?
まぐとろ用のマグロをスーパーで探すも「鮪」と書かれて読めなかったし、昔は読めた相撲の力士の名前、芸能人の名前が読めないし、デコポン、ポンカン、ガラポン知らないし、テレビのコマーシャルでawardがアウォードでなく「ワード」と発音されるし、もうおばさん怒っちゃう。

ゴミ出しは月曜が生ゴミ、つまり燃えるゴミ、つまり家庭ゴミ、つまり普通のゴミの日。火曜がプラゴミの日だけど汚れたプラものは普通のゴミで出して良い。水曜は休み。木曜がなんとかで金曜がまた生ゴミ。第2と第4が古紙?でプラスチックのボトルと瓶がいつだって?で電池も別?中が見える透明な袋で必ず出せだと?雇用確保のためかpolitical correctnessのためか分からないけど、人のゴミをあさってちゃんと仕分けしているかどうか開けて中を調べるのが仕事という人がいるそうな。かわいそうな仕事の人たちと同情してしまうが、開けて中を調べられると非常にやばい。

毎週水曜は駅前のスーパーが安いそうで、それを早く言ってよ。家の裏にはリサイクルショップもあるし、道端でお店広げて野菜を売っているおばちゃんも見つけたし、なんかやっと少しホッとした感じ。

Thursday, 17 January 2013

お買い物編

赤と青の鉛筆
両親とも一応まだ十分達者で、父はほぼ毎日バスでプールに通います。足元が時々おぼつくのに杖を持ちません。運転できれば私もそれなりに役に立つのでしょうが、ただ無用な心配をしてついて行くだけなのであまり居る意味はありません。今日は頼まれた鉛筆を探しました。昔から使っている一本で赤半分、青半分のやつです。いまどき売っているのか非常に疑問で、昔ながらの文房具屋さんをまず探さないといけないかと思いましたが、なんと!発見、一見落着。次は海パン。日本で物探しに苦労するとは思いませんでした。きっと探すところが間違っているのでしょうね。今にもやぶけそうな海パンがもう少しもってくれますように。
トイレットペーパー
母は足元がだいぶおぼつくため、買い物はもっぱら通販で生協さんにもだいぶお世話になっています。食料からなにから何でも注文できて冷凍庫、冷蔵庫はあふれんばかりです。うらやましい限りですが、本人は直に店に行って買いたいのです。立っていられる時間がごく限られているため、ゆっくり店で吟味や探す事はできません。明日は頼まれたトイレットペーパーを探します。これだけはこだわっているとかで買う所を置いてある棚まで詳しく説明されました。帰ったらどうだったか報告します。家の中を相変らずすべてしきっているので、私はささやかなお手伝いだけで当分済みそうです。

オークランドにはどこでもあったラベンダーを、駅に向かって歩く途中のお宅の庭に小さいながらも3本見つけました。テレビで唯一変わらないのは大好きな5分番組の「世界の車窓から」。オークランドでちょっと落ち込んでいた時に、友人に頼んでこれをまとめてビデオに録画して送ってもらいました。そんなこともあったなあ、懐かしいです。

Monday, 14 January 2013

日本もなかなか大変です

暑いです編
昨日、(私はスキーをしないので)ン年振りにちらっとナマの雪を見ましたが、今日のは積もるわ、まだやまないわでもうビックリしました。胃の痛かったはずの母がおもむろにソファーからムックリ起きて、外のほうきを取りに行こうとしたり、玄関の大きな鉢植えを取り込もうとしたり、立派な非常用の電灯を用意したりしてからまた横になり、私は結局ほとんど役立たずに終わりました。明日は晴れる予報ですが、今日外出して帰宅困難に遭った方々お疲れ様でした。
この家は普段暖房が26度に設定され、それに加えてハロゲンヒーターを使うこともよくあります。暑いし換気が行なわれないので私は酸欠で金魚の口パクになりそうですが、老人にとってはそれがちょうどいいようなので何も言わずそのままにします。隙間風も入らない家で暖房料金の心配もなく、必要なだけ部屋を暖かくできていいなと思いますが、私にもそれが良いに決まっていると思われるのにはいいかげん閉口します。強風のNZで底冷えのする冬を過ごすのとはいささか違います。
今年もよろしく編
12月24日に帰ってから3週間経ってしまいました。自分でも一体何をしてるんだかあまりよく分からず体重だけ確実に増えていきます。でも、親が今迄様々な良い人たちに助けられ、支えられてきたからには、それだけ人を引き付ける何かがあるに違いないと、時々思えるようになっただけでも少しは進歩でしょうか…。 せいぜい会話に努めていますが、食事の好みが父と母でまるで違うと本当にやりにくいです。愚痴る事、相談する事、教わる事が今後ともたっくさんあると思います。遅ればせながらの年頭のご挨拶で申し訳ありませんが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
携帯編
NZの携帯は電話番号を使い、アルファベットのキーだけを使ってテキストメッセージを送ります。父がかたくなに持ち歩きと使用を拒否するため、この家には不要な携帯電話が一台あります。携帯のメルアドは父の名前と誕生日。不審なアドレスからメッセージが届いたら私だと思ってください。ひらがな、カタカナ、漢字入力を必死に練習している最中です。

Monday, 17 December 2012

チューニング

NZを離れるにあたって一番残念なのは、英語のテレビが見れなくなる事です。テレビ大好きの私はアメリカのドラマや番組も見ますが、英語の勉強という面ではやはりイギリスのドラマや番組には叶いません。何度も再放送されるOne foot in the graveや Waiting for God など、ブリティッシュイングリッシュのコメディは内容的にも言葉的にも最高なのです。吹き替えや字幕は見づらかったり嘘っぽかったりでどうも私は嫌です。
大家のお母さんは唯一の楽しみとして有料放送に加入しています。BBC専用のチャンネルがあって私は普段もうかぶりつきで見ています。お母さんは身体障害者の住居で週四日、泊り込みの時間帯にお世話をしていますが、一度も「仕事もしないで」と皮肉を言われた事もないし、むしろ用心が良いと喜んでくれます。

最近紹介してもらった本にもあって、モールスコードを少し教えてくれた元通信士のジョンさんもよく言うことに、チューニング(tune in)が大事ということがあります。ラジオも人もそれぞれ異なった周波を出しているため、波長を合わせる事が大切なんだそうです。突っ張ってばかりいたら周波数が合わずに結局雑音だらけか応答なし、ということになるし、また周波数が合っても似たものどおしが集まるので、前向きな人には同じ周波数の人が応答し、暗い人には…ということになります。たまたまそのとき私の発した周波数がお母さんの周波数と合って跳ね返った結果なら、こうして出会えてお世話になれたのも、偶然とか幸運というよりは、自分で作り出した結果なのだから大変なことだと思います。

宇宙は数え切れないほどの周波から成っているといっても過言ではないとか。これからもずっとずっと、今までに出会って良い影響をたくさん与えてくださった方々と、ピッピッと交信を続けていきたいです。over and out for the last time と言う日が来るまで。

Sunday, 9 December 2012

万が一

私は昔から小心者で、いつもどうしよう、どうしようと悪い方に先を考えては不安を募らせます。万が一に備えて、という名目も含めて、細かい物を常に持ち歩いたり、いただいたものをいつまでも大事にしまいこんで安心するのです。

ジョンおじいさんは、太平洋戦争のほとんどを四国にある国内初の捕虜収容所で何百人という主にアメリカ兵と一緒に過ごしました。「一番辛かったのは空腹だったこと。食べものがほんの少しでも手に入ると、万が一に備えて、団子状にして隠し持つよう言われたんだよ。でもね、団子を握り締めたまま食べずに死んでいった人もいるんだ。ばかだねえ。万が一、万が一って言って実際その時が来ても気づかず、万が一の時のために備え続けて死んでいったんだよ。」 

後生大事に持ち抱えてしまいには使わず宝の持ち腐れ。持ち物を今回一つ一つ手放してみて、自分は飢えていることにも気づかず団子を大事に取って置いた人によく似ていると気が付きました。使えば役に立つのにその機会をみすみす逃して、どれほどもったいない事をしたかも見えていなかったのです。物は大事に使えばだめになってもそれこそ本望でしょう。これからはありがたく大事にしまうのでなく「使って」あげたいと思います。

Thursday, 6 December 2012

タムタムタイム

子供の頃からラジオを聴くのが好きでした。とはいえ深夜放送でイヤホンを持っていなかったので、ボリュームをなるべく小さくして布団のなかでこっそり聞いていましたが、音が漏れて何度か母に怒鳴り込まれました。
昨日のニュースでジャズの巨匠が亡くなったとありましたが、代表曲を聞いてあっと思いました。その曲こそ当時の私のお気に入り番組のテーマ曲だったからです。巨匠の名はデイブ・ブルーベック、曲名はテイクファイブ。忘れられない番組名はタムタムタイムでした。午前零時から、10分番組に続いてタムタムタイムを20分、さらにコッキーポップを30分聞いて、そのままオールナイトニッポンに突入することもあったので典型的な夜型でした。タムタムタイムのオープニングに流れるソロサックスの音色が吸い込まれるように妖しく、それを聞くだけで毎晩ひどく満足したのを覚えています。当然ながら、授業中よく寝ていたので成績が悪いのは不思議ではありませんでしたが、一日の深い味わいが20分という短い時間にぎゅっと凝縮されたようでした。

Monday, 19 November 2012

It's in the book

92歳のジョンさんは名ばかりのカトリック信者だそうです。教会に行ったことはありません。でもそのおかげで回りまわって戦争捕虜にはなれど、仲間のように処刑されずに済んだのだから、何かあるいは誰かが上から見守ってくれていると信じているそうです。ジョンさんは2度奥さんに先立たれました。最初の奥さんはガンでしたが自宅で彼が精一杯看護をしたそうです。2度目の奥さんはアルツハイマーでしたが自分で看病できなくなると、毎日施設にお見舞いに行ったそうです。身体的、精神的、経済的にも、これほど疲れ果てたことはなかった、と今でもつい思い出してこぼしてしまいます。人間は一人で居てはいけない、そう思ったから15年経って老後を分かち合うために再婚したのに、と恨めしそうですが "It's all in the book" と言って誰を責める様な事はしません。
It's all in the book. 本にちゃんとそう書かれているんだよ。
消して書き直すことのできない本。次に何が書かれているのか覗くことの出来ない本。もちろん飛ばして最後を読む事などできません。誰がいつ書いたのか分からないけど、ちゃんと本にそう書かれているんだよ。

Monday, 5 November 2012

Full Circle 原点に戻ります

日にちはまだ未定だし実感もわきませんが、横浜に引き上げることにしました。全く思いがけず何年ぶりかに母と電話で話したら、頭の中にこびり付いていた母親と見事に違っていました。私に果たして老親の世話ができるのか甚だ疑問です。ゴミ出しくらいならできる、と思っていたらゴミの分別は難しいんだと友人にたしなめられました(泣)。こちらはちょうど年一回の粗大ゴミ回収。ここのお母さんが溜めに溜めていたものをなんとか担いで外に出しました。出した傍から待ち構えた人が品定め、ゴミも宝なり。ゴミに負けないように私も何とか役に立てますように。

Tuesday, 30 October 2012

92歳のジョンさん

日本で戦争捕虜になったジョンさんの話は以前しましたが、同様に数奇な運命を辿って処刑された彼の同僚たちが、この度ようやくウエリントンで政府によって公に悼まれました。ただ一人残されたジョンさんは、わざわざカナダからやってきた息子さんを伴って式典に出席し、献花の大役を高齢ながら立派に果たされました。久しぶりに会って疲れが見えたのは気になりましたが、捕虜収容所であった四国の善通寺の話をはじめ、玉音放送を実際聞いた話など、気が付いたら前回の2倍の時間おじゃましていました。ジョンさんはご自宅で一人住まいです。「仕事」が終わりに近づくどころか、まだまだ途中といった感じで、テーブルには書き物や書籍が以前にも増して山積みでした。Eメールも使いこなす粋なおじいさん、いつまでも元気でいてね。