アメリカのスパイはCIA,ロシアのそれはKGB,イギリスはジェームスボンド。ん?いや、MI5とMI6。小国NZといえど機密機関がいっちょまえにあって、最近ではワイホパイという所にある巨大なパラボラアンテナの破壊を狙った活動家たちが逮捕され、裁判で無罪放免になって国民はあっけに取られた。なんでも国民の利益を守るためにやったという被告の口頭弁論が通ったとか。被告の一人は聖職者、どうなっているんだか。
イスラエルのモサドは世界最強のスパイと言われているが、実はNZで耳慣れた名前だ。というのは、数年前に障害者のパスポートや身分盗難で捕まったお二人がイスラエル人で、そうと認めなくても工作員という事になっているから。新聞テレビでお顔がNZ中に報道されて、刑期を終えると当然即いなくなった。もしかしたらNZはモサドのインターン訓練に使われていたのかもしれないが、映画と違ってあっけなくNZ警察に捕まったスパイに気抜けしたのも事実だった。
ここに来て再びモサドの名前が挙がったのは、クライストチャーチの地震で亡くなった若いイスラエル人が工作員ではないかという疑惑が洩れて、いっぺんにワクワク議論が持ち上がったためだ。亡くなった方や家族、同行していて助かった友人たちにとっては迷惑この上ないが、サスペンスと「え、どうしよう」という興奮で盛り上がってしまっている。イスラエルから若者がバックパックをしょってやって来るのは珍しい事ではない。なんでも徴兵が終わるとなるべく母国から遠く離れた国へ行ってゆっくりしたいそうだ。皮肉な事にゆっくりするはずのNZで二十歳そこそこのイスラエル人が3名亡くなった。
地震直後にネタニヤフ首相が必死になってキー首相に電話をかけた事、イスラエル外交官が難を逃れた同行の友人を一目散にクライストチャーチから出して国外に飛ばせた事、亡くなった若者が多数のパスポートを所持していた事、実はキー首相がそれらの動向を不審に思って内密に調査していた事。これが今頃になって表面に出てきて、キー首相に「バックパッカー以外の何者でもない」と出鼻をくじかれた報道が油を注いでいる感じ。考えてみたら二十歳でスパイは若すぎるし、パスポートを合法にいくつも持つ個人は多い。噂では日本人でさえ、違法に日本とNZ両方のパスポートを持つ人がいるらしい。
日本領事館からのメールで、最近パスポートの盗難が増えているから注意するよう勧告されたばかり。日本パスポートもNZ同様高値が付くと聞いた事がある。ちゃんとある事を確認。
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment