小国NZの当時の首相が、超大国アメリカ合衆国を相手にけんかをふっかけて25年余り経つ。その後、クライストチャーチで南極観測の協力関係が保たれたのを除いて、ゆっくりと年数を重ねて付かず離れずの間柄になり、今では「お友達」と「同志」の中間まで回復した。パウエル元国務長官が来た時は、オーストラリアが"Ally"なのに対して"NZ is a very, very, very, very good friend."と言う名文句を残していった。アフガニスタンとイラクへのNZ派兵も国連を通して行なわれている。
そもそもの発端は米国海軍原子力船のNZ海域への立ち入りを拒否した事にある。原子力搭載を肯定もしないし否定もしないポリシーでは不十分なため入港が許可されず、当然アメリカは怒って、アンザスの軍事同盟も名ばかりになった。折りしもフランスが南太平洋のムルロア諸島で核実験を行なっていて、自分の家の近所でやれと批判が高まった。翌年にはオークランドに停泊していたグリーンピースの船が爆破され、一人亡くなった。仕掛け人がフランス政府の特殊部隊と分かり、益々原子力への嫌悪が高まったが、それも時が経つにつれて風化されてきたところに福島の原発事故が起きた。
NZの発電は水力が主で、地熱、風力、火力、ちょびっとの太陽発電で残りをまかなう。雨が降らないとダムの貯水量は減り、火力はお国柄えらく人気が悪く、風力と地熱ではとても全国の電力消費はまかなえない。からから天気が続いて電気不足が予想される度に原子力発電が提案されてきたが、そのたび思うのが、450万の人口に本当に原子力発電必要か?
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