Thursday, 6 December 2012

タムタムタイム

子供の頃からラジオを聴くのが好きでした。とはいえ深夜放送でイヤホンを持っていなかったので、ボリュームをなるべく小さくして布団のなかでこっそり聞いていましたが、音が漏れて何度か母に怒鳴り込まれました。
昨日のニュースでジャズの巨匠が亡くなったとありましたが、代表曲を聞いてあっと思いました。その曲こそ当時の私のお気に入り番組のテーマ曲だったからです。巨匠の名はデイブ・ブルーベック、曲名はテイクファイブ。忘れられない番組名はタムタムタイムでした。午前零時から、10分番組に続いてタムタムタイムを20分、さらにコッキーポップを30分聞いて、そのままオールナイトニッポンに突入することもあったので典型的な夜型でした。タムタムタイムのオープニングに流れるソロサックスの音色が吸い込まれるように妖しく、それを聞くだけで毎晩ひどく満足したのを覚えています。当然ながら、授業中よく寝ていたので成績が悪いのは不思議ではありませんでしたが、一日の深い味わいが20分という短い時間にぎゅっと凝縮されたようでした。

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