Sunday, 9 December 2012

万が一

私は昔から小心者で、いつもどうしよう、どうしようと悪い方に先を考えては不安を募らせます。万が一に備えて、という名目も含めて、細かい物を常に持ち歩いたり、いただいたものをいつまでも大事にしまいこんで安心するのです。

ジョンおじいさんは、太平洋戦争のほとんどを四国にある国内初の捕虜収容所で何百人という主にアメリカ兵と一緒に過ごしました。「一番辛かったのは空腹だったこと。食べものがほんの少しでも手に入ると、万が一に備えて、団子状にして隠し持つよう言われたんだよ。でもね、団子を握り締めたまま食べずに死んでいった人もいるんだ。ばかだねえ。万が一、万が一って言って実際その時が来ても気づかず、万が一の時のために備え続けて死んでいったんだよ。」 

後生大事に持ち抱えてしまいには使わず宝の持ち腐れ。持ち物を今回一つ一つ手放してみて、自分は飢えていることにも気づかず団子を大事に取って置いた人によく似ていると気が付きました。使えば役に立つのにその機会をみすみす逃して、どれほどもったいない事をしたかも見えていなかったのです。物は大事に使えばだめになってもそれこそ本望でしょう。これからはありがたく大事にしまうのでなく「使って」あげたいと思います。

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