シドニー、ハーバーブリッジでの大晦日の花火はそれは見事なものだが、いつの年だったか、華やかな花火の裏で、山が独自の花火を打ち上げていて、消防隊員が必死で消火していた。ブルーマウンテンの方だったか。
今年はビクトリア州、メルボルンの北を中心に死者約300人が予想されている。ニュースの画像でエルビスらしきヘリコプターが見えた。エルビスは毎年アメリカからこの時期オーストラリアに来て、山火事を消火する大型ヘリ。マンモスが赤面するほど大きなノズルで水をくみ上げ、バケツを使わずドワッと空から落とす感じ。NZにも何度か助けに来てくれた。エルビスでも今年は手も足もでない。NZのロシア製大型ヘリが明日メルボルンに着く予定。こちらのタウポの山火事が鎮火したので。
金曜日には消防隊員を中心に約50名メルボルンに飛ぶ。18日間留守宅は心もとないと思う。規模は違えど、こちらも燃える。普通の消防の人には山火事は消せない。NZ,豪、アメリカ西海岸皆同じ。経験と技術を持つ山の火消しが50人いなくなると、どうなるの?町に住んでる私はいいけど、もし山が燃えたら、それだけ残った人たちに負担がかかるだろうな。環境保護庁(Department of Conservation)の消防員にも負担がかかるだろうな。でも普通の人には、暑い中、重い防火服着て、重い器具持って、風を計算して、野山を消火して回るなんてできない。
日本の地震は予測できない。オーストラリアの山火事は、危険度や時期はおおよそ予測できても、だれがいつ放火するかは見当がつかない。きのう新たに発生した火事も放火と見られている。なぜ?法の改正で放火の刑を禁固最長殺人と同等にする案が出てるらしい。
赤い炎がなめるように地面を這うのを、テレビで見た。ものすごい速かった。なぜ早めに避難しなかったのか?誰もいつ放火されるかは分からないから。
ユーカリとゴムの木に囲まれた、昔は僻地、今はトレンディな市外の分譲。緑の自然保護団体の力が政治的に強くて、許可無しには、自分の家の敷地内でも天然の木を伐採できない。申請しても許可は出ない。家の周りには燃料タンクが無数に立って、マッチ1本でユーカリとゴムの木は火柱になる。時速100キロの風が北から、南からとしょっちゅう向きが変わり、火の粉で延焼しまくる。ラジオのトークバック番組に、いろんな人が電話してくる。
「ユーカリやゴムの木は上の方でしなってね、雨のようにその先から熱い油が降ってくるのよ。」「車の中にいると、熱でプラスチックがまず溶けるんだ。するとドアを開けたくても、開けられないから外に出れないんだよ。」
オークランドを始め明日は全国的に雨。ブリスベンに大雨を降らせたのが南島に到達するからあっちは要注意。いつかトークバックでオーストラリアからの移民が、NZには水があるから移り住んだ、と笑いながら話していた。それを聞いて同じような人がラジオ局に電話してきた。「それほどあっちは乾いているんだよ、you have liquid gold here」
助けられて一面トップに写真が載ったコアラのサムちゃん、水美味しかっただろうね。
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