たちばなあきらの「マネーロンダリング」という本を読みました。お金は国内で運用するよりも海外に出して税金を払わない方が複利で確実に増やせるといったような話から、香港を舞台に殺人まで飛び出すおもしろい一冊でした。次元が上すぎて、しかも転がす金がないのだから理解できても別に関係ないと気楽に読みながらも、お金があったらなあと思わず大きなため息が出ました。
NZで口座を開くとき居住者は年間収入額によって税率を申告します。Resident Withholding Tax (RWT居住者源泉徴収)が利息から天引きされるのです。非居住者手続きをするとlevy exempt (税免除)がリクエストできます。2%は引かれますがこれは銀行手数料のようなものです。本来は居住国で申告納税するというのが建前ですが、誰もそんなことやっちゃいないと思います。つまりは税金をどこにも払わないで済ませるのです。今でこそ経済金利(OCR:official cash rate)が2.5%で滞り、銀行の預金率も停滞していますが、2008年には銀行の2年定期で9%の利子がついたのですから税金を納めないですむ人たちは笑いが止まらなかったと思います。
NZで家を購入するために日本から多額に送金したある老夫婦は、15年ほど経って不動産価格が暴落する直前にその家を売却したため、それまでの急な土地の値上がりを大いに生かして潤沢な利益を手に入れました。NZには(今のところ)キャピタルゲインといって、個人が土地の売買で儲けた利益に対する課税がありません。ただ、家を売ってどれだけ儲けようと最初に日本から送金した額より大きい金額を日本に戻そうとすると、差額が収入とみなされ課税されるので、売ったお金はそのまま銀行の定期預金で税免除の甘い汁を吸い続け、複利で増え続けていると思います。今後NZに来る事もないと思われるのに、眠らせたお金をどうするのでしょう?夫婦ともインターネットはできないし本のようにうまくはいきません。
ここで私ならどうするか。ペイパルの口座を二つ作って一つにNZの口座を指定し、もう一つに日本の口座を指定する。個人間の送金は海外からならできると聞いたのでオンラインで操作すれば日本の手元の口座に入金される…かな?そうか、カードを作ればいいんだ。日本のように自動引き落としにならないけどそれもオンラインで振り返ればいい。
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